幸時現場「時計簿ノート」
時計簿ノート じけいぼのーと
時計簿を付けるノートは2種類。毎日の記録で幸福台帳になる。
緑色の表紙のノートは、開始・終了の時刻、活動内容、幸福度などの空欄が印刷されていて、帳簿のように一つ一つ書き込む方式。活動時間をきちんと記録するのに向いていて、埋めていく充実感が得られる。
黄色の表紙のノートは、0時から24時までの罫線だけが引かれていて、開始・終了の時刻や活動内容、幸福度などを写生帳のように書き込む方式。絵を描いたり、写真を張ったり、自由な使い勝手だ。
時計簿の用語「時間長者」
時間長者 じかんちょうじゃ
自由に投じられる時間が膨大にある人のこと。定年退職などで収入減になるシニア世代は6万時間を自由に使えると、ベストセラー「定年後」の著者、楠木新さんは計算する。お金をなくても、真水時間を賢く投じることで、多くの時間による成果と過程の恵み(時恵)を得られるはず。生かさない手はない。
幸時現場「おしゃべり」
おしゃべり おしゃべり
2人以上で時間を共にする典型例として、おしゃべりがある。お金本位の経済社会の中で、おしゃべりによってお金要らずの真水時間を総有すれば、入会のようなのどかな人間関係をつくり出す。一緒に幸福を実現できる。
時計簿の用語「総有」
総有 そうゆう
多数の人が何かを共に有する状態。メンバーは所有権を持たず、利用して恵みを得ることができる。村落共同体の入会 (いりあい)などが当てはまる。複数人がおしゃべりなどで時間を共にできても、その時間を切り分けて分有するのは不可能。総有して一緒に持ち合う人間関係が培われる効果がある。
幸時現場「梅花」
梅花 ばいか
寒さが残る早春の時候、春の訪れを花と香りで知らせる。これから先時間(未去)と目と鼻で対話して心にいい幸福時間になったら、時計簿に付けてみる。季節という時間を植えられるかも。