時計簿の用語「未去」
未去 みこ
これから先の活動時間は、対話によって現在のわたしに近しくなる。「(何が起こるかは全く想像の域を出ない)これから先の時」(新明解国語辞典)は未来。ただ想像して来るのを待つのでなく、積極的に近づいていけば先の時間で好機をつかみ、夢を叶えやすそうだ。未去との対話時間の過程は快く、それだけで幸福になる。
時計簿の用語「過来」
過来 からい
過ぎたかつての活動時間も、対話によって現在のわたしに近しくなる。遠ざかり過ぎ去ったかつての時間は「過去」で、過去と現在の間にあるのが過来。時計簿に記録されたかつての幸福時間と対話すれば幸福の傾向が分かり、幸福を再現しやすい。過来との対話時間の過程は快く、それだけで幸福になる。
時計簿の用語「見えにくい幸福」
見えにくい幸福 みえにくいこうふく
わたしの心の器に良い時間が十分に満ちながら、常態化して慣れてしまうと幸福が見えにくくなる。失われた時に「ああ、幸福だったんだ」と気づかされる。個人だけでなく大勢が見失いがちな大きな幸福に、平和やきれいな空気や社会インフラなどで実現する快い時間がある。これらは、普段の見えやすい幸福を支える土台の役割を果たす。時計簿の記録で見落さないよう注意が必要。
時計簿の用語「生活時間方程式」
生活時間方程式 せいかつじかんほうていしき
総務省の社会生活基本調査に従い、1日24時間の使い方を「必要」「義務」「自由」の3つに大きく分類し、生活時間の傾向を表した関係式。
24時間=1次活動時間+2次活動時間+3次活動時間
睡眠や食事など生理的に必要な時間が「1次活動時間」、仕事や家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い時間が「2次活動時間」、これら以外で自由に使える時間が「3次活動時間」。
仕事などの義務時間を増やせば、睡眠時間や自由時間を削らざるを得なくなる。
時計簿の用語「コロナ禍時間」
コロナ禍時間 ころなかじかん
新型コロナウイルス感染防止で増えたおうち時間のこと。通勤や飲み会などの時間の大幅減少の代わりに、家族や一人で自由に活動できる時間が増加。特におうちでお金を稼いだり使ったりしない自由な真水時間をもてあましたりしないために、幸福を実現するための知恵や工夫に関心が高まった。その一つが時計簿。